20:パパラッチとヴァンパイア


大きな欠伸でおはようアラストル。


朝食は初代が作ったブラックベリーパイ。家庭菜園でとれた究極のブラックベリーをたっぷり使っています。シムは簡単においしそうな料理作るから羨ましい。バッと混ぜてオーブンに入れれば何でもできるんだもん。


二代目グリフォンが夕日に飛んでいってしまいました…。結構長生きしたなあ。ありがとうグリちゃん。小動物ペットもお墓建てられたらいいのにね。しかしこの死に様はもうちょっと美しくならなかったものか…。


いつも曇り空の街ですがこの日は特に暗い。これは午後4時くらいに自宅二階から見た景色ですが、霧だかスモッグだかでご覧の有様です。こういう天気の日は心なしか一層重い気がするなあ…。というか、やっぱり重いよこの街。たまに数秒フリーズもする。ヤバイ。さっさとやることやってまた引っ越さないと。


やることというと。せっかく都会に来たのでそれらしい仕事をしてみようと思い、2様は映画キャリアに就職しました。背景エキストラからスタートしてどんどん昇進していきます。下積みの間は私服勤務らしい(靴だけ変わってますが)。
映画キャリアは途中から俳優ルートと監督ルートに分かれますが、俳優&セレブを目指します。


アラストルがビーチに行きたがっていたので、仕事の2様以外のみんなでブリッジポート唯一のビーチにやってきました。寂れたビーチです。向こう岸が近い。海と言うか、湾というか…。

なんか寒々しいな。海水浴には向かない街です。先日まで海の綺麗な島にいたから尚更。


自宅裏で親しげに喋ってるけどこの女性はパパラッチです。2様がスパーダにちょっとした頼まれごとを引き受けた縁で2様のセレブレベルが上がったんですけど、ある日ついにパパラッチが家にやってきました。まだレベル2だからなのか毎日来るわけではないのですが…。

さすがに家の中には入ってこないけど敷地には入ってくる。庭からテラスに行けるようにしていたのが仇となって勝手にテラスに上がって遊んでいます。なんて非常識なやつだ!

お前も無邪気に遊ばれてんじゃないよ!(笑)そいつ侵入者だから!
うざったいので家の敷地をぐるっと塀で囲みました。2様はこれからが映画キャリアで名を上げてどんどんセレブになるんだから、対策はしておかないとね。


パーティーにお邪魔した先で発見したエルヴィラ・スレイヤーさんはこの街一番の古株ヴァンパイアです。女ボスって感じでかっこいい。ヴァンパイアシムの特徴は光っている目(このスクショでは分かりにくいですが)、肌は青白かったり緑がかった白だったり、尖った歯、首筋のマーク、男女とも筋肉質、高速移動…など。「悪い」特質を持ってる人が多いみたいです。顔も、悪そうな奴は大体ヴァンパイア。やはり日光が駄目らしく日中は身体から煙出して歩いてたりします。

これもヴァンパイアのヘムロック夫妻とその子供。奥さんのモリガンが食べてるのは血清フルーツです。ヴァンパイアは普通の食事はできないようで、他人の血を飲むかこの血清フルーツを食べているようです。血清フルーツは他の野菜と同じように栽培できるけど、普通のシムが食べると具合を悪くして吐くので間違って冷蔵庫に入れておかないように。
普通のシムも彼らに頼んで噛んでもらえばヴァンパイアになることができますが、いくらダンテが半魔でも吸血鬼になりたいとは思わないなあ…。


ある日の丑三つ時、寝静まった我が家にピンポーン。えっ、その見覚えのある巨乳は…パパラッチが堂々と訪ねてくるか?3ンテと喋ってたしひょっとして普通の知り合いとして訪ねてきたのか?しかしそれにしても午前二時って、もうみんなぐっすりだよ。この街は夜が長いから二時くらいで寝てるんじゃないよっていう常識なのかもしれませんが。でもさすがに起きて迎える気にはなりません。

と思って眺めてたら、目を覚ましたアラストルがむくりと起き上がりました。気になるのか、ドアをカリカリしています。か、かわいい…!入れてあげようとしてるの?さすがに犬が勝手に客を入れられないのでやがて諦めて寝ていました。
泥棒が来ても起きないくせにこいつめ…でもかわいいからいいよセキュリティは警報機がしてくれるからな。