色々思う最終節
改めて見ると王国軍って、グロンダーズで皇帝退かせて一転してフェルディア向かって王国取り戻して同盟助けにデアドラまで遠征して外伝でアリアンロッド奪還しに行って（王国の西、デアドラと真逆）またグロンダーズの南のメリセウス要塞潰しに行って、ってめちゃくちゃすぎるな。フォドラを耕してんの？っていうくらい縦横無尽に帝国軍を轢き潰して回っている。こわい。眠れる獅子を起こすとはこのこと。
風花雪月三大「名前しか出てない強いキャラ」の一人、カスパルの父ベルグリーズ伯。強くて怖いらしい。この人、銀雪では皇帝討たれた後自分の命と引き換えに帝国将を許してやってくれって自らの首差し出すんだよね…。武人の鑑。蒼月は皇帝討って終わりなのでその辺の話はないけど、殿下にその気はなくともけじめとして切腹しそうではある。
この人の話じーんと来る。ダスカーの血を引いているらしい。ファーガスに虐げられ憎んでいるダスカー人の中にも、こうして「あの王子なら変えてくれる」と信じて王国軍に志願する人がいるんだ。よくドゥドゥーが殿下のことをファーガスの未来とか希望とか称するけど、ダスカーの未来も背負ってるんだなあ…。
定番の「次はラスダンだぞ」を意味する台詞だけど、他の人たちはともかく殿下は決着もなにも負けたらここに戻ってこられないよなあ…って思うと、やっぱ他の人と立場が全然違う。負けたら確実に斬首でしょ。帝国が王家の血を残しておくわけないもん。殿下にとっては本当の意味で命がけの決戦。それをおくびにも出さないでさ…。あんな仕打ちを受けてもこうして戻ってきて役目を全うしている。王に向いてないわけないよ。
それはそれとしてハーフアップのぴょこんと出た尻尾かわいい。